「窃盗」被害のご相談

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A様のご相談
仕事を終えて帰宅したところ、自宅の窓ガラスが割れ、室内が物色されて おり、空き巣に入られたことが分かりました。

財布や自宅のスペアキーなど が盗まれていることが分かり、110番通報したところ、警察による自宅の 実況見分が行われました。ただ、警察に、犯人はちゃんと捕まるのか、捕ま ったら弁償してもらえるのかと尋ねても、「これから捜査するけれども、今の 段階では何とも言えない」と言うばかりで、ちゃんと捕まえてもらえるのか、 きちんと弁償してもらえるか不安ですし、スペアキーも盗まれているので、 いつまた侵入されるかもしれないと思うと、不安で眠れません。

こんなとき、 誰に相談したら良いのでしょうか?

弁護士というと、被告人を守るというイメージが強いのですが、きちんと被害者のことを守ってくれる弁護士がいるのでしょうか?


弁護士からの回答
盗難被害に遭われたときには、まずは110番通報してください。

通常は、 警察による被害現場の実況見分や、指紋・足跡の採取、遺留物の採取、付近の防犯カメラ映像の確保等の所要の捜査を遂げ、同様の手口による被害状況を調べる手口捜査等によって犯人を絞り込んでいきますが、防犯カメラ映像は数日で消去されてしまうことが多いので、すぐに必要な捜査をしてくれない場合には、弁護士にご相談ください。
弁護士から、必要な捜査をしてもらえるよう警察にお願いしたり、防犯カメラ設置先に映像の保存をお願いするなどの作業を行います。

犯人が逮捕された後は、犯人に刑事弁護人が就けば、弁護人を通じて、被害弁償や示談の申入れがあると思いますし、申入れがない場合には、損害の 賠償請求をして損害回復していく必要がありますが、弁護士に相談していた だければ、これらの対応をあなたに代わって弁護士が行います。もちろん、 盗まれた物が残っていれば、返還してもらえます。

犯人が逮捕されない場合にも、加入している火災保険等の保険金の支払いを受けることができないか等々、損害の回復に向けて、弁護士が諸々のアド バイスを致します。

なお、スペアキーを盗まれているとのことですから、すぐに鍵業者に依頼して、鍵を交換することをお勧めします。鍵の交換は数千円程度の費用から 可能ですが、ピッキング等の盗難に対する防犯性の高いものを選択された方 が良いと思います。また、大型家電製品店等の防犯コーナーで、窓割れ防止 フィルムや窓を割ろうとした際の振動やセンサーで人の出入りを察知してア ラームを鳴らすグッズなど、安価で多種多様な防犯グッズが揃っていますの で、またいつ同様の被害に遭わないかご不安でしたら、検討してみてくださ い。

B様のご相談
スーパーで買い物中にすり被害に遭い、バッグと財布を盗まれました。買 い物かごにバッグを入れて買い物をしていましたが、特売品に目を奪われて 少しその場を離れて商品を手にした隙に、盗まれたようです。

犯人は、その翌日に、財布に入ったキャッシュカードで現金を引き出し、 その際の銀行のカメラ映像が手掛かりとなって逮捕されましたが、その後、 被害弁償の話もなければ、捜査がどうなったのかの連絡もないので、警察に 問い合わせたところ、既に起訴になっており、10日後に刑事裁判が開かれ ることになっているとのことでした。

これらの情報は、自分から問い合わせ ないと教えてくれないものなのでしょうか?
また、刑事裁判の数日前に、犯 人の弁護人から、示談をしたいが、一括での弁償は困難なので、1年間の分 割で支払いたいと言われました。弁償はしてほしいと思っていますが、犯人 本人から謝罪の一言もないので、刑務所に行ってほしいとも思っており、ど のように対応して良いのか悩んでいます。


弁護士からの回答
駅や空港、電車内、スーパーやデパート、映画館や遊園地など、人が多く 集まるところには、すりも沢山集まっており、札幌でも、毎日のようにすり 被害が発生していますので、気を付けましょう。

日頃から、財布はバッグの 前方奥底にしまう、チャックを閉める等の防犯意識を持つことが大切で、買 い物かごにバッグを入れたままその場を離れるようなことは、もっての他で す。
すりは、そういったことが置きやすい場所で、その一瞬の隙をじっと狙 っています。

窃盗で犯人が逮捕された場合、犯人は、2日間ほどの身柄拘束の後、身柄 を検察庁に送られて、必要があれば、更に10日から20日間程度身柄を拘束されて、刑事処分が決定することになります。正式裁判となれば、更に少 なくとも1か月程度は身柄を拘束されるのが通常です。

被害者は、通常は、警察において数度の取調べを受けることになりますが、 必要がある場合には、警察での取調のほかに検察庁での取調べを受けること もあります。 検察庁での取調べを受けた場合には、検察官や事務官から、犯人に対する 処分結果や裁判の日時・裁判結果等についての通知の希望の有無を尋ねられ、 希望をすれば、文書でこれらの情報の通知を受けることができます。ただ、 窃盗被害の場合には、警察での取調べのみで終了し、検察庁での取調べが行 われないことが多く、これらの通知がなされないのが通常です。その場合に は、自分で検察庁に通知の希望を伝えておくか、弁護士にその作業を頼む必 要があります。

犯人が逮捕されると、犯人に弁償する資力がある場合には、示談の申し入 れがなされることが多いです。示談をすれば、犯人の有利な事情となります ので、示談をしなければ刑務所行きになる事件が、示談をしたことにより刑 務所行きにならずに済んだり、裁判にすら掛けられないで済むこともあります。
逆に、示談をしてもしなくても、刑務所行きにならない事件、あるいは裁判にもならない事件もあり、その場合には、示談した方が得策であるという場合もあります。 示談した方が良いかどうかは、ケースバイケースで、なかなか難しい判断 となることが多いため、迷った時は、弁護士に相談して判断するのが良いと 思います。

分割払いとの約束をして示談をしても、刑事裁判が終わってしまうと、約 束が守られず、支払いがなされないことも少なくありません。そのようなこ とを防止するために、公正証書を作成したり、あるいは、公正証書の作成に は費用も時間も掛かりますので、もっと手軽に、刑事裁判の中で、刑事和解 という制度を利用して公正証書と同じ効力を持つ書面を作成しての和解をす ることもできます。

なお、キャッシュカードで現金を引き出されてしまったとのことですが、 暗証番号が、生年月日等のわかりやすいものとなっていないでしょうか?免 許証等、生年月日等の分かるものが財布に一緒に入っていなかったでしょう か?今後の同様の被害を防止するため、暗証番号を変更すると共に、キャッ シュカードが盗まれた場合には、直ちに警察と金融機関にその旨届出ましょ う。金融機関のカード盗難センター等の連絡先は、お近くの交番や警察署で も教えてもらえます。

窃盗被害のご相談方法・相談料金について

当事務所は、下記3つのご相談方法ををご用意しております。
①当事務所でのご相談
②お電話でのご相談
③出張訪問ご相談



ご相談予約はメールフォームかお電話にて、ご希望のご相談方法でお申し込みください。営業時間は、平日 午前9時~午後18時30分です。
土日のご相談及び平日午後9時までの夜間相談にも気軽に応じます。

相談料金 30分3000円(税込)・1時間5000円(税込)
新宿・札幌 弁護士法人シティ総合法律事務所

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