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Q5.使用者がハラスメントに関する責任追及を回避するための予防策(1)

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公開日:2020.02.18

FAQ

Q5.使用者がハラスメントに関する責任追及を回避するための予防策(1)


業務時間中の従業員の一挙手一投足を監視するわけにもいかず、ハラスメントに対する認識を高めてもらいたいし、どう浸透させたらいいのでしょうか。
A.回答

従業員に対する研修を定期的に実施し、その中でセクハラ・パワハラに関する事例紹介を行い、どのような行為がハラスメントと評価されうるのか、その結果、最終的にどのような責任追及がなされることとなるのかについて、説明をする機会を設けることが重要と考えます。
また、従業員全員をこうした研修に参加させることが本来的には望ましいですが、少なくとも、現在の組織の中で個々の従業員からの話を吸い上げる立場にいる方にはもれなく参加してもらうことをおすすめします。一従業員の被害申告について、十分な社内調査も聴き取りも行わないまま、ある従業員について懲戒処分を行ってしまったり、逆に、会社の上部を巻き込むほどのことではないとして、適切な対処がなされないままになってしまって、気が付けば使用者が法的責任を問われる事態になってしまうと、使用者側のリスク回避にはつながりませんので、定期的に従業員対する啓蒙を行うことをお勧めします。

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