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仮処分命令が発令されても削除されない場合はあるのですか?
通常ありませんが、仮処分命令に相手方が従わない場合には削除されないことがあり得ます。
債務者が仮処分命令に従わず削除されない場合どうすればよいですか?
保全執行の申立てを行います。具体的には、間接強制といって、削除されるまでの間金銭の支払を裁判所に命じてもらい、削除するよう心理的な圧力をかけます。
仮処分申立てをしてから削除されるまでどのくらいかかりますか?
事案によりますが2~3か月くらいです。
削除を求める場合、どこの裁判所に申立てをするのですか?
投稿記事削除仮処分の場合、債権者、つまり削除を求める人の住所地(会社の場合には本店所在地)を管轄する地方裁判所に申立てをします。
投稿記事の削除を求める場合どのくらい費用が掛かりますか?
最初に着手金33万円(税込)及び申立の実費数千円が掛かります。
また、仮処分が発令される際に担保金として原則30万円を法務局に供託する必要があります。
記事の削除を命じる仮処分が発令された場合、報酬金として22万円(税込)が発生します。
なお、債務者が海外企業の場合には、申立書を翻訳する必要がありますので、翻訳費用が別途発生します。
また、海外に書類を送達する必要があるため、国内の業者を相手にする場合よりも実費が多くかかります。
翻訳費用は、文字数で異なりますが、おおむね5万円~10万円程度です。
また、海外企業を相手に申立てをする場合、海外から登記簿を取得する必要があります。
当事務所では代行業者に依頼しており、複数の代行業者がいますが、数千円から数万円の費用が追加で発生します。
翻訳は誰がするのですか?
仮処分申立をする側で翻訳しなければなりません。当事務所は、普段通訳仕事にしている方に依頼しています。ご自身で翻訳してくれる業者を選んでいただいても問題ありません。
損害賠償請求する場合の弁護士費用はどのくらいですか?
賠償請求の交渉(裁判上の手続きを含まない)の場合には、着手金16万5000円(税込)、報酬金は回収額の16%です(最低でも16万5000円(税込)の報酬金が発生します)。
訴訟提起する場合、着手金は税込33万円(交渉から継続する場合には差額の16万5000円(税込)の支払いが必要)、報酬金は回収額の16%です(最低でも27万5000円(税込)の報酬金が発生します)。
Q.調査費用(弁護士に支払った費用)と③の弁護士費用とは何が違うのですか?
③の弁護士費用は、実際に要した金額にかかわらず、慰謝料額(法人の場合無形損害)の10%が認められます。ただし、損害賠償請求訴訟を提起した場合に限ります。
調査費用とは何ですか?また全額請求できるのですか?
調査費用は、発信者を特定するために要した費用です。
発信者情報開示の場合、原則として2段階の手続きが必要で、しかも弁護士に依頼する必要があります。
そこで、弁護士に依頼した際の費用も調査費用として認められることがあります。
ただし、弁護士費用を調査費用として認める裁判例と否定する裁判例があり、必ず請求が認められるわけではありません。
また、全額認めてもらえる場合と一部しか認められない場合があります。
そのため、発信者情報開示及びその後の賠償請求は費用倒れとなる可能性があります。
慰謝料の相場はどのくらいですか?
一概には言えませんが、最近は慰謝料の相場が低額化する傾向にあります。
個人の方の場合30万~100万くらい、法人の場合には50万円くらい(法人は慰謝料ではなく無形損害)が相場だと言われています。
なお、訴訟をせずに裁判外で和解する場合には、この相場を下回る場合もありますが、相場以上で和解できる場合もあります。